《会誌発行のお知らせ》
しんあいち歴史研究会では毎年度、3回会員相互の研鑽の場として会誌を発行しています。今回95号を10月下旬に発行しました。以下は会誌の表紙と目次になります。今回も興味あるテーマがそろいました。会誌は会員全員に配布されます。なお、会員以外の方の投稿も受け付けています。


☆令和7年12月学習会
「土佐・海援隊について」
今回は、幕末から明治維新にかけて長崎を中心に活躍した坂本龍馬の「海援隊」について取り上げたいと思います。自分の藩の枠組を超え、自分の果たすべき使命を求めて脱藩した若者たちの様子を描き、当時の若者と世相を描いて見たいと思います。江戸から明治への時代の大きな変化は、日本が武士の時代から近代国家に生まれ変わった政治体制の大変革の時代です。当時の時代を大きく動かしたのは20代から30代の若者達です。海援隊と云う組織は、船を使って交易し利潤を追求した近代商社的な側面と、幕末の討幕派の政治勢力である薩摩と長州の政治的連合を実現し幕府に対する対抗勢力を作り出す仲介を果すという政治結社の側面があります。ヨーロッパ列強が中国に進出し、日本に影響を及ぼそうとした時代に、何とか独立を確保し植民地化されなかった国は日本だけです。海援隊の活動を通して、時代背景も考慮しながら、幕末明治維新の理解を深めて欲しいと思います。
記
1.開催日
令和7年12月14日(日)
2.場所
名古屋市中区金山1丁目5番1号
日本特殊陶業市民会館
3F第一会議室
3.時間
午前9時05分開場
午前9時15分開演、
午前11時55分終了
4.費用 500円
(ビジタ-、500円)
5.申し込み方法:
下記申込書で事務局に事前に手渡し、又はハガキ、メールで申込み
6.送付先
446-0044
安城市百石町2-19-7
山本京子 気付
しんあいち歴史研究会事務局
メールアドレス kyoko.y.summer@gmail.com尚、
締め切り日は 資料印刷の関係上、開催日の1週間前とさせて頂きます。
☆令和8年1月学習会
「日本神話の謎を解く」
日本神話にはいくつもの謎があります。たとえば、高天原では暴れん坊であった須佐之男命が、出雲ではなぜか善良な神とされている。また国譲りは出雲で行われたのに、邇々芸命の天孫降臨はなぜ日向だったのか。そして皇室の皇祖神は天照大神なのかそれとも高皇産霊尊なのか。 このような日本神話の謎を一つ一つひも解いていきます。謎解きのポイントは『魏志倭人伝』です。日本神話の研究において『魏志倭人伝』が採り上げられることはほとんどありません。しかし、古代の弥生時代の日本のことを描いた文献を度外視して、神話を解釈しようとしても神話の真実に迫ることはできません。日本神話の謎を解くことは、古代の日本の国の成り立ちを明らかにすることにもつながります。
主な内容
1.神話を読む際の留意点
・神話は事実を基に物語が作られている…物語を創作できる文化レベルは平安時代から
・日本神話にはいつの時代のことが書かれているか…神話にも年代観が必要
・『古事記』の内容を確定したのは天武天皇
2.高天原神話について
・高天原はどこにあったか…天香山は九州にもあった
・アマテラスとスサノオの対立(誓約(うけひ))は何を描いているのか
・天岩屋戸神話について
・高天原神話が意味すること…神話と魏志倭人伝との類似点
3.国譲り神話が意味することは
・国譲りは弥生時代の出来事が事実の核となっている
・国譲りはなぜ出雲で行われたのか…出雲には大きな政治勢力があった
4.高天原と出雲でのスサノオの行動の違い
・スサノオは出雲の最高神であった
・スサノオはなぜ二重人格性を持つのか…その真相とは
5.国譲りは出雲で行われたが、なぜ日向に天降ったのか(天孫降臨について)
・天降り先はなぜ日向なのか・日向は宮崎の日向ではないのか…「此地は韓国(からくに)に向ひ」は本当に韓国だったのか
・天孫降臨の司令神について
・天孫降臨神話の真実
6.皇祖神は天照大神かそれともタカミムスヒ神なのか
・皇祖神についての通説…日本神話の二元構造とは
・タカミムスヒ神(高木神)について・天照大神(大日孁貴(おおひるめのむち))について
・皇祖神の真相…日本国家の成り立ちに秘密がある
記
開催日
令和8年(2026年)1月25日(日)
場 所
名古屋市中区金山1丁目5番1号
日本特殊陶業市民会館
2F 第1会議室
時 間
開場 午前9時05分
開演 午前9時15分
終了 午前11時55分
会 費 会員500円
ビジター500円
申込方法
①事前に事務局に手渡し ②事前に ハガキ、メール、TELLで申し込み
申込み先
446-0044
安城市百石町2-19-7
山本京子 気付
しんあいち歴史研究会事務局
メールアドレス kyoko.y.summer@gmail.com
締 切
資料印刷の関係上開催日10日前とさせて頂きます。
☆令和8年2月学習会
「入鹿池と愛知県の誕生」
1・日本第二位の農業ため池「入鹿池」の誕生で尾張藩は新田開発し、7万8 千石高を増加した。また、幕末、大雨が続き入鹿池が決壊「入鹿切れ」で地域の影響は?
2・廃藩置県で303県(藩の数)を集結して47都道府県になる経緯と名古屋県でなく、愛知県になった誕生の謎は?
①木曽川の氾濫で治水を願う尾張北東部農民や尾張藩と新田開発計画は進み、入鹿池の建築が入鹿六人衆で発案、堤防は河内国から甚九郎の「百閒堤」という技術で作り入鹿池は完成した。尾張藩の総石高は慶長13年(1608年)47万2千344石(備前倹地)あり、実際は57万一千737石余あったといわれており、新田開発は寬永16年(1635年)から始まりその後、入鹿新田石高7万8千435石余で、増加率16,6 %と貢献した。さらに木曽川から木津用水を1650年(大山城北より取水)建造したが、新田開発は財政を圧追。初代尾張主「徳川義直」でした。その後、「木津用水」は木曽川治水事業「濃尾用水」・「愛知用水」につながっている。また、小牧市には新田と付く地名があり、入鹿出新田(入鹿池に住んでいた人が移転した) 、小牧原新田。間々原新田、河内屋新田(河内から堤の工事で来た人に褒美として新田を開発させた)その時、新田開発した地名が残っています。明治4年(1871年)11月廃藩置断行3府302県(一使)から3府72県になり、明治21年(18880年)1道3府4 3県になった。また、県庁所在地が県名と一致しない県は全国にいくつある?例えば、名古屋市―愛知県、大津市一滋買県、金沢市一石川県、松山市一愛媛県などあります。なぜでしよう。解明していきたい。
記
開催日
令和8年(2026年)
2月22日(日)
場 所
名古屋市中区金山1丁目5番1号
日本特殊陶業市民会館
2F 第1会議室
時 間
開場 午前9時05分
開演 午前9時15分
終了 午前11時55分
会 費 会員500円
ビジター500円
申込方法
①事前に事務局に手渡し ②事前に ハガキ、メール、TELLで申し込み
申込み先
446-0044
安城市百石町2-19-7
山本京子 気付
しんあいち歴史研究会事務局
メールアドレス kyoko.y.summer@gmail.com
締 切
資料印刷の関係上開催日10日前とさせて頂きます。

